パウダースノーとは、気温の低いときに降る細かい粉状の雪のことです。水分が少なく、柔らかく、さらさらしており、通常の圧雪バーンとは異なる、ふわふわとした浮遊感を味わいながら滑ることができます。
日本のパウダースノーは、質が良く豊富なため「JAPOW(ジャパウ)」という愛称で世界中のスキーヤー・スノーボーダーに親しまれています。
日本の中でも抜群な条件の志賀高原で、ぜひ極上のパウダースノーを味わってみてください!
志賀高原の雪質は最高レベルのシャンパン パウダースノー!
西高東低の冬型の気圧配置になると、日本海側から冷たく湿った季節風が吹きつけ、まず脊梁山脈を境に山々に当たり、日本海側に水分を多く含む雪を降らせます。 その後、水分を放出し乾燥した雪、すなわち良質なパウダースノーが内陸部に位置する標高2000mの志賀高原に積もります。
志賀高原の所在する位置と標高により最高のパウダースノーが味わえます。志賀高原のパウダースノーは、他のエリアと比べて抜群に軽く、パウダースノーのさらに上の雪質を表現するときに使われる「シャンパン・パウダー・スノー」とも呼ばれます。
パウダースノーを楽しむための板や装備を揃えよう !
通常の圧雪バーンを滑るスキーやスノーボードでパウダーの中に入ると雪が深くて埋まってしまったり、失速してしまったりして、思うように楽しめない・・という経験をされた方もいるのではないでしょうか。
パウダーを存分に楽しむには、「パウダー板」と呼ばれる通常より太めの板を使うのがおすすめです。
ファットスキー:新雪など非圧雪斜面を滑りやすくするため、スキー板のセンター幅が通常よりも太くなったものを言います。自分のスタイルや滑る場所に合わせて、センター幅や長さ、ビンディングの種類などを選んでみてくださいね♪
パウダーボード:新雪の上を比較的楽に滑ることができるボードのことをパウダーボードと呼び、テールの形状や、ノーズとテールの長さのバランスが工夫されているものが多いです。様々な種類ものがあるのでお気に入りの板を見つけるのも楽しみの一つです。
*サイドカントリーなどを楽しむ時はきちんと装備をしてスキー場のルールを守ろう
非圧雪ゾーンでは、大自然を感じられる反面、危険もありますので、ビーコン・ショベル・プローブを装備し、使い方を学ぶことでリスクは下げられます。
また、ロープ・立入禁止看板・竹ポールなどの危険サインのあるところには近づかないことも大切です。サイドカントリー等を始める場合には、専門のツアー等に参加して、装備の使い方を学ぶこともオススメです。
おすすめゲレンデその1(志賀高原中央エリア)
まずお勧めしたいのは、寺小屋スキー場の『LIPSコース』。
志賀高原中央エリアの中でも一番標高の高い寺小屋スキー場のLIPSコースは、岩菅山を眺めながら滑ることができる中級コースです。パウダースノーデビューしたいという方はぜひ寺小屋から始めるのがオススメです。
また、一の瀬ファミリースキー場のパーフェクター、東館山のオリンピックコース、西館山のワールドカップコースなど、前日の夜間に降雪が見込まれる場合に非圧雪にてオープンするスキー場のコースもたくさんありますので、ぜひお気に入りのバーンを見つけてくださいね♪穴場のゲレンデもあるかも?!
おすすめゲレンデその2(奥志賀高原スキー場・焼額山スキー場)
志賀高原の中でも降雪量が多く、パウダーのチャンスが多い焼額山・奥志賀高原エリア。
焼額山スキー場は、第一ゴンドラからアクセスできる「ヤケビウォール」や「ミドルコース」、「ジャイアントスラローム」など非圧雪コースが豊富です。
特にヤケビウォールは、最大斜度39度、平均斜度32度と上級者の方にはぜひ一度はチャレンジしてみていただきたい難易度の高いコースです。
ヤケビウォールを滑る前のご注意:
https://www.princehotels.co.jp/ski/shiga/informations/yakebiwallusagerules/
おすすめコースその3(熊の湯スキー場・横手山・渋峠スキー場)
知る人だけが知る、パウダースノーが楽しめる穴場スポット熊の湯・横手山エリア。
熊の湯スキー場は、御鉢状のコースレイアウトで、降雪時には志賀高原特有のパウダーがドッサリと降り積もります。地形を生かしたゲレンデで、第二Aコース、第三Aコース、モーグルコースなど降雪の翌日にはパウダー天国となります。
また、横手山・渋峠スキー場は、志賀高原で最も標高の高いエリアです。特に渋峠から景色を楽しみながらゆったりとパウダーを楽しむのがオススメです♪
最後に
上級者の方になると、誰も踏み入れていない非圧雪エリアを楽しみたいということで、サイドカントリーやバックカントリーに挑戦する方もいらっしゃるかと思います。
大自然を感じられる反面、危険もありますので、皆が安全にいつまでも楽しく滑れるように、スキー場のルールを守り、しっかりとした装備をして、安全に楽しんでください。
以下のUR Lよりご利用の注意がございます。
https://shigakogen-ski.or.jp/side-country/pdf/SideCountry01_j.pdf
https://www.shigakogen-ski.or.jp/safety/