信州を代表する紅葉の名所として知られる志賀高原。
秋の訪れは早く、例年9月下旬から標高の高い横手山(2307m)より色づき始め、次第に紅葉前線が山を降りていきます。
ナナカマドやダケカンバ、カエデ、ミズナラ、ヤマウルシなどの広葉樹から、高原のカラマツ、シラカバまで様々な樹種が広がり、鮮やかな紅葉のグラデーションはため息が出るほどの美しさ。
山全体が色付く様子はまさにジオラマの錦絵のようで、自然の力の素晴らしさを教えてくれます。
標高2307mの横手山山頂から標高1500mの蓮池や丸池まで高低差があるので、長期間にわたって紅葉を楽しめるの魅力。
高原全体が見ごろを迎えるのは10月上旬頃で、木戸池や蓮池、ビワ池、丸池、一沼といった湖沼には紅葉が湖面に映り込み、多くのカメラマンが風が止むのを待ちわびる姿は、秋の志賀高原の風物詩ともいえます。
見頃は例年10月下旬まで。
早い年では10月中旬に初雪が観測され、11月には積雪となりウインターシーズンの幕開けです。
*下記でご紹介させていただいております写真は過去に撮影されたものです。イメージとしてご鑑賞ください。
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紅葉見頃状況(2024/11/13)
見頃図
- 青葉=見頃前で、まったく又はほとんど紅葉していない。
- 色付き始め=見頃前で、一部が紅葉しかけている状態。
- 見頃=ほぼ全体的に紅葉している状態。
- 色あせ始め=見頃を過ぎ、紅葉が色あせ始めている状態。
- 落葉=見頃を過ぎ、大部分が落葉となってしまった状態。
01
落葉
澗満滝(かんまんだき)
国道292号線(通称:志賀草津高原ルート)沿いにある澗満滝展望台駐車場から徒歩1分で展望台へ。落差107mは日本第7位の滝。澗満滝を撮影される際は光が当たる昼過ぎから西日が差す時間帯がお勧めです。
02
落葉
熊の湯・笠ヶ岳(笠岳)・平床
笠ヶ岳(かさがたけ)志賀高原の鋭鋒。横手山や熊の湯方面からは鋭く尖った形をしており、志賀高原のシンボルマウンテンとして人気。平床から見ると丸く、見る角度によって姿を変える。
03
落葉
一沼
志賀高原の入口にある池として知られている一沼は、昔は草津街道を行き交う人達や牛馬の水飲み場でした。標高1400mに位置しますが、紅く色づくウルシやカエデが紅葉シーズンの訪れを教えてくれるかのように一足早く見頃を迎えます。
04
落葉
木戸池・田ノ原湿原
木戸池は、白樺やダケカンバに囲まれた透明度の高い澄んだ池。特に早朝は凪になることが多く湖面に映る紅葉はまさに自然の美!田ノ原湿原は草紅葉と笠ヶ岳のコントラストが見事。
05
落葉
琵琶池・丸池・蓮池
標高の違いから蓮池→丸池→琵琶池の順に紅葉が進みます。付近は例年10月10日前後から見ごろが始まります。カエデ・シラカバ・ダケカンバ・ヤマウルシ・ミズナラが中心。
06
落葉
奥志賀高原(雑魚川) 付近
志賀高原の中で一番奥(北)に位置する奥志賀高原。雑魚川は志賀高原岩菅山を源流とし、志賀高原から栄村 秋山郷まで流れる河川です。紅葉時期の奥志賀高原林道は絶景のドライブコースです。
07
落葉
横手山・渋峠
標高2307mの横手山山頂付近から志賀高原の紅葉を迎えます。国道最高地点の「志賀草津高原ルート」からの眺望は絶景です。ドライブ・サイクリングと紅葉を楽しむならまずはこのルート。
08
落葉
四十八池・大沼池
志賀高原で最も自然が保護された大沼池は、志賀高原最大の池であり神秘の碧色をたたえています。四十八池湿原からの池めぐりトレッキングコースは、夏から秋にかけて最も人気のトレイルです。